デンドロビウムといえば0083。0083と言えばシーマ様!!!
ということで、前々回のフォウ・ムラサメ、前回のカミーユ・ビダンに続き、フィギュア製作第3弾として、シーマ様ことシーマ・ガラハウを製作しました。
今回は、機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)の映画およびアニメ放送に便乗して、パラレルワールドのシーマ様を造ってみました。
野郎どもと一緒に、海水浴に来たという設定です。

使ったのは「グレイスカルピー」。
針金は、アルミニウム線1.5mm。
体を造る

フォウもカミーユもパイロットスーツを着ていたので、それほど筋肉のつき方や体のラインを気にすることはなかったのですが、今回は水着姿なので、かなり気を使いました。

というか、必死でいろんなん資料を眺め、スカルピーをコネコネしまくりましたね。

女性の体の特徴を、女性の水着フィギュアを見たり、前回にも書いた「スカルプターのための美術解剖学: Anatomy For Sculptors日本語版」を見たり、その他いろんな紳士向きの動画を見たりして、研究しました。

意外と役にたったのがPinterest。調べれば調べるほどいろんな画像が出てきて、その度に保存していきました。

顔を造る

シーマ様の顔は、どちらかというと面長で目が細く鋭い感じ。

いつものように、十字線を引き、

目の窪みを作り、鼻を足して調整。

口を開けて、

叫んでる感じに調整。

髪を造る
髪の毛は80年代から90年代に流行ったワンレンボディコンのおねーちゃんのそれ。ちなみに「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」は1991年に作られましたので、ドンピシャですね。
フォウもカミーユも、髪の毛はこんなに長くないので、今回かなり苦労しました。まずどう造っていいやら・・・。家にあるアスカやマリのフィギュアを見て、これ造るの無理やろ〜と。

なんとか一発で造る方法はないかと色々調べてやってみましたが、

うまくいかず結局一本一本針金を入れて造ることに・・・。

最初はこれ本当にできるんかいなと思いながらやってましたが、

何本か束ねていくとそれっぽくなってきました。

ん〜やはり地道にやるのが一番なのかと・・・。

束ねた髪をさらにまとめて、

頭部を作ります。

顔と頭部をアルミニウム線を芯にして接続。

前髪をちまちま作り、

完成。
手足を造る

前回前々回もそうでしたが、手足がむずい!!!

しかも今回は素肌。

Pinterestで画像を探し、美術解剖学の本を読み返し、何度も作り直しました。

ひとつ思ったのは、かなりディフォルメして造るといいかもという事。

足の特徴的なところ、例えばくるぶしの出っ張り、土踏まずのへこみ、指の付け根のへこみ、足の甲の膨らみ、足首の細さなどなど。

特徴を大袈裟に捉えてから、リアルに調整するのがいいかと。



シーマ様が持ってる扇子は、プラ板で製作。
塗装
水着はやはりホワイトタイガー柄。白のサフを吹いた後、タミヤ ラッカー塗料 ホワイト(LP-2)を塗装し、タミヤ エナメル塗料 ブラックで筆塗りしました。

ブラックで筆塗りしていると、一つの柄を描いて次の柄を描くときに若干薄まるのですが、これが意外と柄の色合いに変化が出て、全体としていい感じになりました・・・偶然ですが。

肌は、タミヤ ラッカー塗料 ホワイト(LP-2)とピュアーイエロー(LP-8)、ピュアーレッド(LP-7)を調色して塗装。リアルに濃淡をつけようと思いましたが今回は断念。

髪の毛はタミヤ ラッカー塗料 ブラック(LP-1)で塗装後、ブラック(LP-1)とピュアーイエロー(LP-8)、ピュアーブルー(LP-6)を調色した濃いグリーンでグラデーションぽく塗装。

目はタミヤ エナメル塗料スモーク(X-19)で下書きした後、ブラック(X-1)で描き、

白目とハイライトをホワイト(X-2)で仕上げました。その後ツヤ消しを吹いて、レジンでカバー。

口の中は、タミヤ エナメル塗料クリヤーレッド(X-27)を薄く塗装。

小物を造る
麦わら帽子は、スカルピーを平たくシート状に伸ばし、サークルカッターでカット。

さらにサークルカッターで同心円を描き、マイナスドライバーでテクスチャーを描きました。

タミヤ ラッカー塗料 ホワイト(LP-2)とピュアーイエロー(LP-8)、ピュアーレッド(LP-7)を調色し塗装。タミヤ エナメル塗料 フラットアース(XF-52)でスミ入れ。

ひまわりをスカルピーで製作し、アクリルガッシュで塗装、瞬着で接着。

浮き輪は、セリア ヲタトモシリーズ ミニうきわを使用。
素材はビニールっぽいので、コレ、塗装できるのか?と一瞬思いました。なので、とりあえずサフってから、タミヤ ラッカー塗料 ホワイト(LP-2)とピュアーレッド(LP-7)を調色したピンクで塗装すると案外うまくいったので、ま〜よくわからないですがいいかなと・・・。

柄は、アクリルガッシュで手書き。最後に半つや消しを吹くと、アクリルガッシュが溶け出しました・・・。がっくし・・・。若干手直しをして、そのままに・・・。

犬(シロ)とリリー・マルレーンの浮き輪をスカルピーで製作。
シーマ様完成!!

人生で3体目のフィギュア、シーマ・ガラハウ完成しました。

今回も、「また無謀なことを始めてしまった・・・いつ終わるのか・・・。」と思いながら造りました。

しかし、前回前々回があるので、さらっと行けるところもあり、案外スムーズに事が運び、想像していた姿にかなり近づけたかなと思います。

これまでフィギュアを3体造って感じたことは、小物やテクスチャをしっかりと作り込む事が、フィギュア自体のクオリティをアップさせることにつながるという事。

水着の柄や、麦わら帽子、装飾としてのひまわり、扇子、浮き輪、シロなど本体以外のものもしっかりと作り込む事が大事だと感じましたね。

シーマ様のポージングのベースとしたのは、エヴァのマリ・イラストリアスのフィギュア。

こちらのフィギュアをベースとして、本編10話の「全艦主砲一斉射撃!撃て!!」のかっこいいシーマ様の有名なポーズを踏襲しています。

しかもフィギュアベースは、マリのフィギュアとフィギュアベースとの接続部が折れたので、こちらも拝借しました。

果たして、機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)にシーマ様は出てくるのだろうか。出てこないか・・・。





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