いつもの某フリマサイトにて、ジャンク品のHGサイコガンダムを安く入手。スタイルの変更も考えましたが、この横山光輝風?の巨大ロボット感が意外とかっこいいので、スタイルはそのままにして、若干のディテールアップと全塗装と電飾で制作しました。
ジャンク品ということで、すでに塗装されウエザリングも若干施され、さらに、かなり埃まみれになっていたので、とりあえずサンドペーパーで塗装をできるだけ落とし、パーツを綺麗にするところからスタートしました。
頭の改造
HGサイコガンダムの頭は、合わせ目がガッツリあります。これを消すのはいいのですが、そうするとカメラアイの電飾がやりづらくなります。
なので、後ハメできるようにパーツを分割。
上部のみ、接着して合わせ目を消しました。
使用したのは、瞬間カラーパテと瞬間接着剤用硬化促進剤。
下の部分の合わせ目は、なんとなくディテールを追加して誤魔化しました。
その他、もろもろディテール追加。
アンテナのシャープ化
アンテナは、変形するときに折れないようになのか、ポリエチレン(PE)で出来ています。なので、ふにゃふにゃ。
先端をカットし、瞬間接着剤用プライマー(PP・PE・POM)を塗布、0.5mmのプラ板を瞬間接着剤で貼り付けました。
瞬間カラーパテで補強し、
ペーパーで鋭利に研いて完成。
頭の電飾
今回も簡単に電飾します。
カメラアイパーツを「おゆまる」と
クリアUVレジンで複製。
リューターで整えつつ、
パーツにハマるよう調整。
その他、前後カメラも透明プラ板1.7mmで制作。
それぞれ、タミヤカラー ラッカー塗料 クリヤーレッド(LP-52)で塗装。
カメラパーツ部はさらにブラック(LP-1)で塗装。フラットクリヤー(LP-23)を吹いて、カメラ部分の塗料のみを削り取りました。
チップLEDをレジンで接着して完成。
胴体・足・他のディテールアップ
胸の排気ダクトは、0.5mmと0.3mmのプラ板で制作。
スターウォーズのキット「バンダイ スターデストロイヤー 1/5000」の余剰パーツを用いた、内部構造チラ見せ。
その他、スジ彫りによるパネルライン追加や、各部位のディテールアップ。
1/144コクピット制作
このキットは元々、口に当たる部分が開閉できるように作られています。なので、頭の内部にコクピットを作り電飾しました。
顎の赤いパーツは瞬間接着剤でしっかりと接着した後、コクピットの入り口を慎重にカット。
ちまちまとプラ板でコクピットをそれらしく制作。
首のポリキャップに干渉しないよう、ジャンクパーツを用いて、コクピットスペースを確保。
コクピットスペースの上側に、チップLEDをレジンで接着。
1/144コクピット完成。
スイッチングにはいつもの、ビット・トレード・ワンさんの磁気スイッチ付LEDモジュールを使用しています。
胴体の内部に、LEDモジュールを収納するポケットをプラ板で制作。
塗装&デカール
ボディのメインカラーは、タミヤカラー ラッカー塗料ブラック(LP-1)。
胸の一部や腹回り、太もも部はタミヤカラー ラッカー塗料ブラック(LP-1)に同じくホワイト(LP-2)、ピュアーブルー(LP-6)を調色して紺よりのグレーに。
その他グレー部は、タミヤカラー ラッカー塗料ブラック(LP-1)にホワイト(LP-2)を調色。
イエロー部とレッド部は、それぞれタミヤカラー ラッカー塗料ピュアーイエロー(LP-8)とピュアーレッド(LP-7)を調色してオレンジ寄りのイエローと、明る目のレッドに。
3連装拡散メガ粒子砲は、タミヤカラー ラッカー塗料ブラック(LP-1)を塗装後、Mr.カラー スーパーメタリック2 スーパージュラルミンを塗装。その後、タミヤカラー エナメル塗料クリヤーオレンジ(X-26)を塗装。
スラスターは、タミヤカラー ラッカー塗料ブラック(LP-1)を塗装後、Mr.カラー スーパーメタリック2 スーパージュラルミンを塗装。その後、タミヤカラー エナメル塗料クリヤーオレンジ(X-26)とクリヤーブルー(X-23)を塗装。
今回、一部の塗り分けにタミヤカラー エナメル塗料スモーク(X-19)を、筆塗りで使用。
デカールは、いつものRB コーションデカールとガンダムデカール。
ツヤ消しは、こちらもいつも使っているMr.スーパースムースクリアーつや消し。
HGサイコガンダム完成!!
HGサイコガンダム完成しました。冒頭でも書いたように、今回、スタイルは全くいじっていません。変形するという事もあり下手にさわると超大変になりそうなことと、結構現状のスタイルが気に入っているためです。
今の制作スタイルだと、大体1ヶ月くらいで完成するかなと思うのですが、前回のアーティファクトキュベレイを制作してから、なんと7ヶ月も掛かっちゃいました。ま〜それは、約1/7コクピットとフォウのフィギュアを一緒に作ったからなんですが・・・。
HGサイコガンダム自体の制作では、基本いつも通り、スジ彫りによるパネルラインの追加と、プラ板やメタルパーツによるディテールの追加、電飾、コクピット制作、全塗装となっております。
久々の大型キットであるので、もっと細かいところのディテールをたくさんこだわって作っていきたかったのですが、結構凡庸な出来になってしまったかなと。何か新しいことができたかというと、そういうわけでもなく、キットの出来の良さに助けられた感じです。
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