チップLEDでツインアイを点灯
ジオン系のガンプラは、モノアイが主流なので、点灯させることは比較的簡単。
しかし、ガンダム系はツインアイなので、これがまた難しいのです。何が難しいかというと、ツインアイの形を正確に出すことだと思います。これが正確でないと、台無しになっちゃうわけです。
MGやRGの場合、ツインアイ部のパーツはクリアパーツになっている事が多いので、光らせやすいですが、HGの場合、ほとんどが通常のパーツです。なので、光らすには穴を開けるか、クリアパーツ化するしかないのです。
穴を開ける方法は、先ほど言ったようにツインアイの形をあの大きさで再現するのはほぼ不可能なので、クリアパーツ化する方法しか今の所ないと思います。
なので、今回初めて、「おゆまる」を使いました。
この方法は結構メジャーなんですかね?ネットで調べると、やってる方が多くおられますね。
しかもやり方は超簡単。
お湯で温め、
ぐにゃぐにゃになったらパーツを押し込み、
数分冷やして(僕は冷蔵庫に5分ほど入れてました)固まったらパーツを外し、
クリアレジンを流し込む。
気泡を取り除いて、(できるだけ)
ブラックライトでクリアレジンを固めて、
取り外したら完成。
クリアレジンがパーツの尖った先っちょまで流れ込んでいないとか、気泡がパーツの表面にできちゃうとか、注意するところもあります。その辺は、クリアレジンを丁寧に流し込んだり、先の尖ったものでクリアレジン内の気泡をとったりと、調整するしかないですね。
リューターで裏を削り、チップLEDの取り付け部分を作ります。
YOUTUBE動画では、2回目に作ったものになります。(1回目は、顎の先に大きな気泡ができてたので、整形できていませんでした)
サーフェイサーを吹いた後、タミヤのラッカー塗料ホワイト(LP-2)を塗装。
ツインアイ部分と内側をタミヤのエナメル塗料ブラック(X-1)で塗装。
スミ入れした後、つや消しクリアーを吹いて、ツインアイ部をデザインナイフで注意深く削っていきました。
多くの方がクリアを吹く前に、エナメル溶剤でツインアイ部の塗料をふき取ることで、ツインアイを透明化すると思いますが、うまくいかなかったので、デザインナイフで削る方式にしました。
内側にチップLEDをレジンで固定して完成。
実は、動画では分かりづらいかもしれませんが、遮光があまく、若干光が透けて見えます。
なのでこの後、新たに最初から作り直し、サーフェイサーの代わりにタミヤのラッカー塗料ブラック(LP-1)を塗装し、その上にラッカー塗料ホワイト(LP-2)を塗装しました。(動画は撮れていません。)
そうすることで、ツインアイ部分のみがしっかりと光るようになりました。
各ディテールアップに超苦戦!!
いままで、ディテールアップといえば、スジ彫りやメタルパーツ追加などしかしてきませんでしたが、今回はもう少ししっかり目にやってみようと。
しかしそのハードルは異常に高く、特にディテールのデザインがどうしても思いつかないのです。
ネット上にある作例を丸パクリすることは避けたいので、なんとかオリジナルなデザインにしようと思ったのですが、やればやるほどダサく感じるように・・・。
スジ彫りのデザインにもいえますが、ネット上には、素人が作成したとは思えない素晴らしい作例が、山ほどあります。一体どうゆう頭の中なのでしょうか?何かデザインの法則があるのでしょうか?謎です。
こればっかりは、作例を研究しつつ、繰り返し実践していくしかないんでしょうね〜。
バックパックにスイッチと電池を仕込む
バックパックにスイッチと電池を仕込むのは、コア・ベースの時にやっているので、それほど難しくはありません。
コア・ベースの製作記事はこちら↓
ガンプラ改造|HGUC ZZガンダム コア・ベースをディテールアップ改造
しかし前回の製作では、スイッチやチップLED、電池を上部のパーツに仕込んだため、下部パーツから伸びた導線をつなぐ時、非常に苦労しました。
なので、今回は下部パーツにすべてを配置し、上部パーツは配線後にフタをするだけでいいようにしています。
スイッチを取り付けるパーツを上部パーツから切り取り、スイッチを接着してから下部パーツに接着。
スラスターを固定する部分も、下部パーツに接着。
スラスターは、いつものように透明プラパイプを使って電飾します。
塗装
白いパーツには、タミヤのラッカー塗料ホワイト(LP-2)。しかし、連邦系を作っていると、この塗料速攻でなくなるよね。
イエローのパーツは、タミヤのラッカー塗料ピュアーイエロー(LP-8)とブライトレッド(LP-50)を調色して、オレンジがかったイエローに。これもいつも通りかな。
レッドのパーツも同じく、若干オレンジがかったレッドに調色。
ブルーのパーツは、タミヤのラッカー塗料ホワイト(LP-2)とピュアーブルー(LP-6)を調色して、スカイブルーに。
グレーのパーツは、タミヤのラッカー塗料ブラック(LP-1)とホワイト(LP-2)を調色。
バックパックは、タミヤのラッカー塗料ブラック(LP-1)とホワイト(LP-2)、ピュアーブルー(LP-6)を調色して、少し青みのある濃いグレーに。塗り分けたカラーは、この調色したカラーに少しホワイトを混ぜて塗装しました。
スラスター類は、Mr.メタリックカラーGX GXレッドゴールド(GX209)とスーパージュラルミン(SM208)。この2つのカラーも、好みの定番カラーになってきました。
筆塗りには、タミヤのエナメル塗料を使用。クリーム色の部分は、フラットホワイト(XF-2)にほんの少しのブラック(X-1)を混ぜて濁らしてから、クリヤーイエロー(X-24)で色味をつけました。
濃いレッドは、フラットレッド(XF-7)にブラック(X-1)を混ぜています。
明るいブルーは、ブルー(X-4)にフラットホワイト(XF-2)を混ぜています。
※ちなみに、フラット系を使っているのは、単なる在庫の問題です。
パネルラインに沿った塗り分け
パネルラインに沿った塗り分けは、非常にかっこよくなるので、なるべくやっていきたいところ。しかし、いちいちマスクしてエアブラシを使うのは、かなりめんどくさい。なので、エナメル塗料で筆塗りすることに落ち着いたのですが、これが結構ムラになるのです。
カラーにもよりますが、溶剤を多めにしてシャバシャバで塗ると、かなりムラになります。なので、現状、それなりの粘り気のある状態で塗っています。この辺は技術的に非常に曖昧なので、なんとも言えません。
エナメル塗料のいいところは、リカバリーが容易というところ。何度もチャレンジして落とし所を見つけるようにしています。
また、一旦クリヤーを吹いてから、上から塗り足すというやり方もアリかなと。
デカール
デカールはいつもの、RBコーションデカール。
このコーションデカールは、完全にデザインの一部になっているので、いつも気を使います。
デカールを貼る前と貼った後では、デザインの密度が全く違うので、見栄えがかなり良くなりますよね。
しかし、貼りすぎるとまた違った意味が出てしまうので、最終的な仕上がりをイメージしつつ、デカールの密度を考えないといけません。
キレイ系ガンプラで仕上げる場合は、最先端の工業製品のようなイメージなので、あまり多く貼りすぎるのはご法度。
逆に、アホほどデカールを貼って、レーシングカーのようなイメージで仕上げるのも、またいいのでは。
組み立て
電飾フィニッシュ
毎度おなじみスラスター製作。
そもそも、スラスターの構造をわかっていないので、超適当にやっています。とにかく光ればいいって感じ・・・。
2重構造にしたりなんかすると、それなりにかっこよく見えるのはなぜだろう?
電池は、アルカリボタン電池1.5Vを2つ使用。マスキングテープとプラ板で固定してます。
ツインアイとコクピットからの導線を背中からバックパックの下部パーツに通します。
ほんで、接続。
接続部分をマスキングテープで保護して出来上がり。電飾の知識なんてこんなもんです。なので、結構無茶苦茶やってる可能性もありますね。
上で書いたように、上部パーツには電飾部品を一切配置していないので、フタをする要領で組み立てられます。
HGUC 1/144 ZZガンダム完成!!
今回、ディテールアップをそれなりにするという無謀なチャレンジをしたので、かなり時間がかかってしまい、さらに、基本的なガンプラを作る技術がまだらなので、行き当たりばったりの作業となってしまいました。とりあえず、最初にイメージしたZZにかなり近づいたので、ま〜い〜んじゃないかなと。
ネット上で見る超絶ディテールアップされたガンプラを作る人って、どんな脳みそしてるんだろう。
niship channelはこちら↓