いつものように、某フリマサイトで旧キットのギャンをジャンク品としてお安く購入。このキットは1981年7月に発売されたようですね。およそ42年前のキットです。子供の頃に作ったような作っていないような・・・懐かしい味わいのあるキットですね。今回は、こちらのキットを自分好みに、自分勝手に、そして行き当たりばったりで改造してみました。
がっちり接着されていたので、とりあえずバラすのが大変・・・。若干割れながらもなんとかバラすことができました。
上半身の改造
まずは、胴体を上半身と腰部に分離。タミヤの超硬ニードルを使ってちまちまとカットしていきます。
そして肩幅?をハの字型にカット。鉛筆でアタリをつけてリューターで雑にカット。
ポリキャップとプラバンを使って、腕の付け根の可動部を制作。
平行に可動はするけど、上下には可動しない。
上下の可動は、肩パーツにお任せしようかと・・・。
肩パーツの可動軸は短いので、クリップをカットし芯として、ランナーを接着延長。
上腕部を回転稼働させるため、こちらもランナーで軸を制作。
肩パーツの上下可動は、思ったほどできないことが発覚。ま、いーか・・・。
腹部は、プラバンでスクラッチ。1mmのプラバンを2枚重ねて接着し2mmにして箱を制作。内部は2mmのプラ棒で補強しています。
底にはポリキャップを接着。ポリキャップのみだと接着してもすぐ剥がれるのでプラバンで補強。さらに、プラバンでそれっぽくディテール追加しました。
今回、なかなか安く手に入れることが難しいファイブスター物語のモーターヘッドをなんとなく想像しながら作っているので、ウエスト周りを少し細めにしています。
胸部はタミヤのエポキシパテでボリュームアップ。
ヤスリで整えます。
プラバンで両側に蓋を。
腰回りの改造
腰部は、股間部以外ほぼ何もなかったので、プラバンで制作。
腹部のポリキャップにピッタリハマるパーツを見つけてきて接着。またポリキャップ3つと稼働部付きのジャンクパーツで各アーマーの可動部を制作。
フロントアーマーはプラバンで延長。
各アーマーにランナーで軸を製作して接着。
まーこの段階では、まだなんとも言えませんが、イメージに近い形にはなっているかなと。
足の改造
足は細くするためにバラして、それぞれをヤスリで削りました。
そしてポリキャップとプラバン、ジャンクパーツで可動部を制作。
太ももは、腰側に回転可動部を作るためにカット。
膝側も余分なところをカットして、ランナーを接着。(なんだか複雑になってしまいました。)
回転可動部には、ポリキャップをプラバンで固定。
股と足の接続部を、ポリキャップとプラバンで制作。
スネ部は、ほぼそのまま使用。
膝の可動部にはポリキャップを使用。
くるぶしから下の足を接着しやすいようにプラバンで加工。
腰と足をつけると、なんとなくいい感じに。
腕の改造
キットの上腕部は、使用せずにプラバンで制作。
前腕部のみ使用。
ザクの腕を参考にして、プラバンで加工。
ジャンクパーツの手をつけると、それっぽくなりました。
ランドセルの改造
スクラッチはめんどくさいなーと思いながらジャンクパーツを探していると、ちょうどいいのが!ガンキャノンのスプレーミサイルランチャー発見。大きさもちょうどいい!
プラバン、ポリキャップ、クリアプラパイプ、スラスターでいつものように電飾できるよう加工。
導線の通る穴を開け、ポリキャップとランナーで胴体に固定。
若干、大きいような・・・。まあ、いいか・・・。
頭の改造
上下に分割。
上部はエポキシパテでボリュームアップ。
ヤスリで地道に形を整えていきます。
下部もエポキシパテで調整しつつ、首の可動とモノアイ電飾を考えながらポリキャップとプラバンで加工。
上下を接着するために、真鍮線(WAVEのC-LINE 0.8mm)を使用。
フェイス部はシンプルな十字のデザインもかっこいいのですが、少し主人公機っぽくマスク部を制作。う〜ん、これは結構悩みました。やっぱりシンプル十字にしとけばよかったかな〜。
頭の突起部はランナーで制作。
これで、大まかな改造は一旦終了。
各種ディテールアップ
いつものように、スジボリとディテールの掘り直し。
各関節部は、プラパイプを細くカットし、ヤスリで全体を均一の幅にならしてディテール追加。
各アーマーは、さらに大型化。これはもちろん、FSSのモーターヘッドを意識して加工しました。モーターヘッド欲しい!!
胸部も、さらに大型化。
エポキシパテとプラバンでもりもりっとバストアップ!!
排気口部は再現を断念。シンプルディテールに。
腹部もジャンクパーツを使用してディテールアップ。
その他、ちょこちょことプラ板貼ってます。
盾は、旧キットのまま。
裏面に少しディテール。
ちなみに、スネ部の真ん中にある合わせ目消し、何度やっても若干小さな穴が残るので、仕方なく1mmプラ棒でディテールにしちゃいました。今回、その他にも合わせ目がどうしても消せないところが出てきちゃいました。
結局、基本的な技術がなってないのでしょうね〜。
電飾
いつものように、クリアプラパイプにチップLEDをレジンで接着し、スラスターを固定。
モノアイは、メタルパイプにチップLEDをレジンで接着し、エナメル塗料クリヤーレッドで塗装。その上から再度レジンを流し、レンズっぽくしました。
プラパイプを加工しモノアイの受けパーツを制作。少しだけ回転できるようにしています。
スイッチと電池は、腹部の中になんとか収納。電池は小さなアルカリボタン電池LR41GH 1.5Vを2個使用。
マスキングテープで電池2個くっつけて、さらに導線をそれぞれくっつけてと・・・相変わらずの雑な仕様。マスキングテープのみだと接触が悪いので、スプリングの代わりにスポンジヤスリの切れ端を両端に入れて、なんとかなりました。こんなんでいいのかな?
ちなみに腹部と胸部は、ネオジム3mmをそれぞれ4つづつ使用して固定しています。
ちまちまと、導線を接続。最終的にはマスキングテープで保護します。
塗装&デカール
カラーリングは、全体的に少し濃い目にしています。
頭部や腕、足などの薄いブルーは、タミヤカラー ラッカー塗料ブラック(LP-1)、ホワイト(LP-2)、ピュアーブルー(LP-6)を調色し、胸部やアーマーなどの濃いブルーは、同じカラーでブラックの割合をかなり多くしています。
ランドセルは、タミヤカラー ラッカー塗料ブラック(LP-1)。
スラスターは、Mr.COLORスーパージュラルミン(208)。
ビームサーベルや腕の付け根部、肘部は、Mr.Metallic COLOR GX GXレッドゴールド。
筆塗りでは、タミヤカラー エナメル塗料ブラック(X-1)、フラットホワイト(XF-2)、ブルー(X-6)を調色してブルーに。フラットホワイト(XF-2)はホワイト(X-2)の在庫がないのでこちらを使用。
デカールは、いつものRB コーションデカールとガンダムデカール GD28 HGUC 汎用-ジオンMS用(1)を使用。
1/144ギャン完成!!
つや消しを吹いた後、メタルパーツ(ハセガワ トライツール モデリングメッシュ23六角形M)を胸部に、そしてメッシュパイプφ2.6mmを膝裏に使用して、地味にディテールアップ。
組立開始。
そんでもって1/144ギャン完成!!
今回、仕事が忙しかったのもあり、完成までかなり時間がかかってしまいました。
また、大幅に改造したので、細かいところまで力及ばず、雑な部分が多くできてしまいました。上に書いた合わせ目消しとか、塗り分けとか・・・。
結構良さげなスタイルになったかなと。(元のキットも味のあるかわいいスタイルですが。)
なるべくミキシングではなく、プラバンとポリキャップでなんとか改造しようと奮闘しましたが、ランドセルやくるぶしの可動部、ハンドパーツ、コクピットハッチ、スラスターなどは、ジャンクパーツをそのまま使用しました。この辺も自作できるようになれば、フルスクラッチも夢ではないかなと妄想しております。(しかし、肩の球体や丸みを帯びたスネ部なんかは、どうやってスクラッチしたらいいのだろう?)
ギャンは前から作ってみたかったので、ジャンク品のHGギャンを探していたところ、この旧キットのギャンがジャンク品として出品されていたので、思い切って購入し大幅改造することになりました。
やはりギャンはかっこいい!!
次は、ジャンク品のHGギャンを使って、FSSのモーターヘッド風に改造してみたいな〜。
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