実写版パトレイバー 1/48 98式AVイングラム全塗装&改造 #1 パトランプを電飾したい!【電飾編】

2014年から2015年にかけて順次公開された実写版パトレイバー「THE NEXT GENERATION PATLABOR」。

大好きなパトレイバーの実写化とあって、毎回楽しみにして劇場に足を運びました。

お話自体は、いい意味で悪ふざけが過ぎた感じ。僕は好きですが・・・。とにかく予算が足りなかったのであろう感が半端ないのと、名作「機動警察パトレイバー 2 the Movie」の焼き直しのようなストーリー展開に、少し残念な気がした長編も、まあ実写化してくれただけでもありがたいかなと、当時思ったものです。

なので、この98式AVイングラムが発売された時は、真っ先に購入し組み立てました。アニメ版のイングラムはもちろん好きですが、こちらの実写版もなかなか無骨なイメージで、嫌いではないです。

そしてまた、よくできている。改造しなくても、スミ入れだけでもかなりカッコよくなるのです。

そして月日は流れ、2021年、やっときちっと作ろうと、重い腰を上げたのでした。

当初は、一からプログラムやらICチップやらと、電子工作を勉強して、パトランプを回そうと考えていましたが全く進まず、結局「模型・ホビー・クラフトのためのLED専門店 マイクラフト」さんより発売されている、「インラインコントローラ4P-SN10 [ウィンカー点滅4本用]」を使用することにしました。

コクピット電飾

レイバープラモの魅力は、何と言ってもコクピットではないでしょうか。ガンダムなどと比べ、図体がかなり小さいので、コクピットの再現が細かいところまで可能なわけです。

なので、絶対に光らせたいところなのです。とはいえ、細かな電飾はできず、大雑把にコクピット内部に明かりが灯っているくらいですが。

チップLEDを組み込むのは大したことではなく、配線のスペースを作ってやれば簡単でした。

胸部ライトの電飾

ライト部分に直接チップLEDを仕込むには、スペースが足りないので、ランナーでチップLEDのカバーを作りました。

こちらも穴を開けただけなので、大した加工ではありません。

腰部ウインカーの電飾

腰部にあるウインカー。って、これウインカーなの?

こちらも、カッターでちまちまと削って穴を開け、レジンを流し込みチップLEDを接着し、クリヤーオレンジで塗装したのみ。

パトランプ電飾

今回のメインの一つ、パトランプ電飾。

実写版の映像をよく見ると、片側ひとつに、4つのパトランプが搭載されているようです。

ちなみに、「インラインコントローラ4P-SN10 [ウィンカー点滅4本用]」は、4個のLEDを順番に発光させることができます。なので、1つのパトランプに4個のチップLEDを使うことで、違和感なく実際のパトランプ風に光らせることができます。

ってことは、4つのパトランプを光らすには、4×4で16個のチップLEDが、両肩で32個のチップLEDが必要になります。

流石に32個のチップLEDを使うのは、色々と気が引けたので、片側ひとつに、3つのパトランプとし、端っこ1つのみ4個のチップLEDを使い、両側の2つはチップLED2個にしました。(なんだかんだ、2個でもそれなりにパトランプっぽく見えるんですね〜。)

これで、片側8個のチップLEDですむことに。

大変だったのは、導線の扱い。8個のLEDからは16本の導線が出ています。プラスとマイナスの扱いは色を見ればいいのですが、光る順番を考慮しなければパトランプの光り方に違和感がでます。

なので、1本1本に、マスキングテープで印をつけてまとめていきました。

最終的には16本の導線を8本にまとめて、「インラインコントローラ4P-SN10 [ウィンカー点滅4本用]」に接続します。

今後の課題としては、いかに配線をスムーズにするか。基盤や銅線を使ってなるべく小スペースに収めることができるようにしたいところです。

今回は、この配線を収めるスペースを取るのに、ものすごく苦労しました。(完成した写真を見てもらうと分かりますが、肩がかなり上がってしまっています。)

外部電源化

「インラインコントローラ4P-SN10 [ウィンカー点滅4本用]」があるので、電池を内部に搭載することができません。また、以前のように導線をひょろっと外に出すだけでは芸がないので、取り外し可能な外部電源ケーブルを作ろうと思いました。

実際、背中にケーブルを接続する箇所があります。劇中でもそのようなシーン(外部からリモートで操縦するシーン)がありました。

秋月電子通商で購入した「ピンヘッダ」と「ピンソケット」を使って、接続部の内部を制作。知識がないので、それっぽいのを選んで試してみました。他にもっと良いものがあるのでしょうかね?

接続部の外部は、ボールペンとプラパイプ。

背中に開けた穴に、ボールペンが偶然にもフィット。そしてプラパイプも少しペーパーで削ってやると、これまたフィット。

ケーブル自体は、壊れたマウスのケーブルを使用。

電源装置は、電池ボックスとスイッチを組み込んで、超簡単手抜き制作。

電飾部品収納

今回、外部電源化したとはいえ、コントローラーと膨大な導線を収納しなければなりません。

なので、キット内部で削れるところはギリギリまで削り収納スペースを作りました。

特に大きな収納スペースを作ったのは背中の部分。

こちらは、磁石を使用して脱着できるようにしています。

配線は非常にややこしい・・・。

結局、コントローラーは収まりきれずに、首の後ろからはみ出すことに・・・。(首回りの襟のようなパーツで、なんとか誤魔化せたかなと)

誤魔化せてない・・・?

【ウェザリング編】につづく↓↓↓↓

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